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ビタミンC誘導体の種類、その効果について

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ビタミンC誘導体とは?

当ブログでも度々登場するビタミンC誘導体。名前は知っているけど実際どうなのか分からない方も中にはいると思います。今回はビタミンC誘導体について分かりやすく解説していきたいと思います。

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ビタミンCについて

ビタミンCはアスコルビン酸とも言い、有名どころで言えばレモンやオレンジといった果実や野菜などの天然の植物中に存在しています。肌への効能としてはコラーゲンの生成促進や皮膚色素の異常沈着の抑制やそれを除去する働き、美白作用などが挙げられます。また体内で言えば過酸化脂質抑制作用やたんぱく質代謝、糖質代謝といった内分泌機能を上げ、血管壁を強固にし、血小板の生成を促し、赤結球を増加させてくれる働きがあります。

過酸化脂質抑制作用とは?

過酸化脂質とはコレステロール中性脂肪といった脂質が、活性酸素によって酸化されたもののことを言い、これを抑制する働きのことを言います。

体内のビタミンCが不足すると?

体内のビタミンCが不足すると身体では壊血病歯槽膿漏、貧血、食欲不振、免疫力の低下といった異常を起こす可能性が出てきます。また肌ではメラニン色素の異常沈着といった症状が現れます。

ビタミンCのデメリット

ビタミンCについて上記で説明してきましたが、肌への作用を考えた時、そんなビタミンCも唯一の弱点があり、それは安定性が悪く分解しやすいため化粧品にそのまま配合することが出来ないということです。安定性が悪いので酸化してしまった場合、ビタミンC本来の効果を得ることが出来なくなってしまいます。またビタミンCは水溶性の為、肌に塗っても吸収されることはありません。

ビタミンC誘導体

ビタミンCのデメリットについて伝えてきましたが、このビタミンCを安定させたのがビタミンC誘導体になります。ビタミンCは本来水溶性で肌につけても吸収されないと言いましたが、ビタミンC誘導体はリン酸基などの物質とくっ付け安定性を高めることによって,肌に塗った際に内部で活性型のビタミンCに変わり、吸収されます。

ビタミンC誘導体に種類について

ビタミンC誘導体にもいくつか種類があり、油溶性だとジパルミチン酸アスコルビル、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルなどが挙げられ、水溶性ではリン酸アスコルビルマグネシウム、アスコルビルグルコシドといったものがあります。

アスコルビン酸グルコシド

アスコルビン酸グルコースを結合させた水溶性のグルコシド型ビタミンC誘導体です。医薬部外品での名称はL-アスコルビン酸-2グルコシドで表皮や真皮内で酵素によって徐々にアスコルビン酸に分解されます。また美白剤として配合されることが多いです。

アスコルビン酸セチルエーテル

安定性に優れた経皮吸収性の高いビタミンC誘導体です。コラーゲン繊維束の形成に必要なペプチドHSP47の産生を促進し、I型コラーゲン繊維束の形成を促してくれます。このI型コラーゲンは減少するとシワやたるみの原因になるので気になる方はI型コラーゲンに働きかける誘導体を使用すると良いかも知れません。

アスコルビン酸ナトリウム

アスコルビン酸の水溶液に炭酸水素ナトリウムを微量加え、更に2-プロパノールを加えて沈殿させて得られるものです。粉末状であり、乾燥状態では安定しますが吸湿状態では不安定になる性質があります。水溶液中では徐々に酸化分解する特徴があります。これは食品によく使用されるのですが酸化防止や鮮度保持の目的で使用されます。

アスコルビン酸硫酸2Na

医薬部外品ではL-アスコルビン酸硫酸エステルニナトリウムのことを言い、安定性が高く、また水への溶解性が高い水溶性のビタミンC誘導体として知られています。

リン酸型アスコルビルMg

医薬部外品ではリン酸型L-アスコルビルマグネシウムと言い、水溶性のものになり、皮膚に吸収されやすいリン酸型ビタミンC誘導体であります。美白作用やコラーゲン合成促進作用、過酸化脂質抑制作用、紫外線で痛んだ皮膚を修復する働きが期待できます。

イソアスコルビン酸

毒性の低い酸化防止剤でビタミンC効果を目的として配合されます。アスコルビン酸異性体で弱いビタミンC活性を示しています。

ジパルミチン酸アスコルビル

ビタミンCを油溶性にして安定させたビタミンC誘導体です。美白作用、コラーゲン合成促進作用があり、他にも肌荒れ、色黒、シミ、そばかす、霜焼や日焼けといったものを予防する働きがあります。

ステアリン酸アスコルビル

医薬部外品ではL-アスコルビル酸ステアリン酸エステルと言い、油溶性のビタミンC誘導体になります。ビタミンCの効果と油脂類に対する抗酸化性作用を目的としてクリーム系の商品や油性の製品に配合されます。

テトラヘキシルデカン酸アスコルビル

油溶性のビタミンC誘導体になります。特に肌への馴染みが良いので肌内でビタミンCが活性化し、コラーゲン産生を促進し、またコラーゲン分解酵素を抑制する働きがあります。更にメラニンを抑制する働きといった美白効果も期待できます。

パルミチン酸アスコルビル

ビタミンCの効果と油脂類に対する抗酸化性があります。特にクリーム類や油性の製品に配合されています。

APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)

リン酸型ビタミンC誘導体に脂質のパルミチン酸を結合させた親油性(油溶性)を与えた水溶性のビタミンC誘導体で親水性と親油性のどちらの性質も持っているのが特徴です。浸透性が良いので美白効果が期待でき、また皮膚内で活性酸素を除去し、シワやたるみの原因となるコラーゲンへのダメージを予防してくれます。同時にコラーゲン合成を促進する働きがあるのでアンチエイジングにも良い成分と言えます。

アスコルビルエチル

安定性と即効性に優れたビタミンC誘導体です。プレメラニンメラニンになるのを防ぐ働きが期待できます。

グリセリルアスコルビン酸 

ビタミンCにグリセリンを付加した安定性の高い水溶性のビタミンC誘導体です。コラーゲン産生促進効果やメラニン抑制効果、保湿効果が期待できます。

スグリセリルアスコルビン酸

効能はグリセリルアスコルビン酸 と基本同じでノニオン性であるため乳化物やジェルといった粘性製剤に配合されることが多いです。

※ノニオンとは

まずイオンとは正または負の電気を帯びた原子のことを言い、ノニオンとは水溶性のものに溶けてもイオンにならないことを言います。

まとめ

一概にビタミンC誘導体と言っても様々な種類があります。全てが同じ効果を得れる訳ではないのでどんな効果が欲しいのか考えて使用されるのが良いと思います。また化粧品によっては様々な性質があり(クリームや水もの、ジェル系のものなど)それによっても適したビタミンC誘導体といったものもあります。このブログを読んでビタミンC誘導体について少しでも知ってもらうことが出来たのなら良いなと思います。 


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